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2021年1月17日日曜日

史学日本塾とは。Vol001

 ここ5、6年になるが、私は近現代史に関心を持っていた。日本は江戸時代、明治維新を経て西洋列強諸国に翻弄されながら、近代化、富国強兵に勤め、必死に時代を生き抜けて来た。明治維新政府の人達は隣国の清やインドが西洋列強に蹂躙されるのを見てきた。日本は日英同盟に助けられ、日清日露の戦いに信じられない勝利をおさめ、西欧の仲間入りを果たした。第一次世界大戦では、西洋列強に与し勝利を得た。

国際連盟は当時17ヵ国ほどだったが、有色人種の国家は、日本だけだった。中国大陸満州での日本の台頭に業を煮やしていたアメリカのF・D・ルーズベルトやチャーチルの謀略により、日本は参戦の方向に進まざるを得なかった。第32代F・D・ルーズベルトは、彼は恐ろしい程に親ソビエトであり、蒋介石中国に好意的だった。第31代アメリカ大統領ハーバートフーバー大統領の回顧録「裏切られた自由」(著書)の史実からは、第二次世界大戦のヨーロッパの開戦も彼とチャーチル、フランスの仕業になる。その内容はあまりに悍(おぞ)ましい内容で、戦後50年間も世に出ることは無かった。日本は、第二次世界大戦の敗北を機に連合諸国に悪の権化のように言われ続けてきた。3月10日に始まる東京大空襲や広島と長崎の二発の原子爆弾の投下により、一夜にして40数万人を超える民間の老人女子供が虐殺された。当時の国際法においても全くの違法行為である。恐ろしい、人に有るまじき非道なことだが、戦後それを問う声も連合国を非難する声も起こっていない。歴史は「力が正義である。」ことを示している。国民は、6年半に及ぶアメリカの占領統治により徹底的に日本の悪行を刷り込まれた。今では明らかに嘘捏造だと分かる史実をつくり東京裁判史観、WGIPによる「自虐史観」といえる洗脳がなされた。時の日本政府はそれを呑まざるを得なかったが、それが未だに社会が移り変わっても自民党政治として続いている。

従来の国家の骨幹をなしていた人々は「公職追放」により去り、GHQによって解放された戦前の社会主義者達が、教育機関を中心に「敗戦利得者」として、アメリカの造った嘘捏造の歴史に輪をかけて唱え続けて来た。東京大学総長の南原茂をはじめ、朝日新聞、労働組合など、そして日本社会党、共産党はその筆頭となる。私は、長年なぜ日本が現状のような「君が代」を歌わない、「国旗掲揚」を行わない社会、国家となったかが、不思議でならなかった。学生時には公務員と教職員には就職しないと思っていた。業務が上席に従順にならざるを得ない、枠にはめられた職業で自分の気質には向かないと思っていた。高度成長期のサラリーマンで昇進と給料が増えることだけに一生懸命の自分は、国政や歴史には関心がなかった。それが、会社を定年で辞めた余裕からか、中国や韓国、北朝鮮から非難される南京大虐殺事件や従軍慰安婦、徴用工の真実を学び知るにつれて、私達の漠然と学んできた近現代史が、如何に嘘捏造であるかを知った。私は古稀を迎え、真実の近現代史を知り如何ともしがたかったが、子ども達に伝えることが大切だと思うようになった。世間の人々はその歴史に関心を持っているようには見えない。真実とは言え、大人達に伝えることは至難の業だということは想像できる。

旗日の我が家の門柱の国旗掲揚。旗日に国旗を掲揚する家を探すの難しい。昭和30年代私が小学生の頃は、祝日に国旗掲揚は、当たり前でした。いつの頃からでしょうか。現在、教諭だった友人や同級生に聞くと国旗掲揚している者は、皆無です。

那須温泉神社で撮影しました。
「大和 さざれ石」この石が、国歌のさざれ石です。
君が代は、千代に八千代に、さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで。

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